岩倉実相院(いわくらじっそういん)
実相院はもと天台宗寺門派の門跡寺院である。現在は単立寺院、本尊は不動明王。鎌倉時代の寛喜元(1229)年、藤原兼基の子、静基(じょうき)権僧正の開基で、北区の紫野に創建された。いちど御所近くに移り、現在地に移されたのは応仁の乱を逃れるためであったといわれている。江戸時代初期の寛永年間(1624〜1644)に足利義明の孫にあたる義尊が入寺するにあたり、寺運興隆の時が訪れた。義尊の生母(三位の局)は、義明の子である高山(法源院)との間に義尊と、常尊(円満院門主)の兄弟を生み、さらには後陽成天皇との間に道晃(聖護院門主)を生んだ。そのため義尊は猶子に順ずる扱いを受け、実相院も華やかな時代を迎えた。その後も後西天皇の皇子義延入道親王が入寺し、以後も皇孫の門跡が続いた名刹である。永年間の華やかな宮廷文化の面影を今に伝える実相院門跡は建物も東山天皇の中宮、承秋門院の薨去に際して大宮御所の建物を賜ったもので、四脚門、車寄せ、客殿などは女院のお住まいとしての優しい王朝建築美のなかにも風格あるたたずまいを見せる、今では現存する数少ない女院御所といわれている。(実相院案内より)
床に映るもみじを楽しむ「床もみじ」が有名です。ピカピカに磨かれた漆塗りの床に映った庭のもみじは、なんとも神秘的な和空間です。秋の紅葉に限らず、春から夏にかけての青葉は「床みどり」と呼ばれ、季節によって床の色も変わります。あまり知られていないそうですが、雪が積もったときも床が白く映りキレイなんだそうです。
【実相院門跡DATA】
夜間拝観時間:18:00〜21:00
見ごろ:11月中旬〜12月上旬
拝観料金:500円
Web:http://www.jissoin.com/